気まぐれ麻婆豆腐

日々の雑記

タッタタラリラおじさん

 

年末の時のこと。毎年決まって年末には音楽番組を見る。ガキ使みたいな番組を見る文化がうちにないというのも相まって、「他に見るものないからとりあえず音楽番組を見る」みたいな流れが10年以上続いている。30日のレコード大賞と大晦日の紅白。

この年は平成最後の年末ということもあって、「平成のヒット曲を振り返る」というスタンスがレコ大でも紅白でも見られた(レコ大は昭和も含めて振り返ってた気がするけど)。平成ヒット曲メドレーみたいなものが両番組ともに組まれており、懐かしいな〜と思いながら見ていた。最初の方まだ生まれてないけど。そして、両方で1曲目に流れたB.B.クィーンズの『おどるポンポコリン』が気になった。

この曲を耳にするたびに2つの疑問が駆け巡る。サビのところで「タッタタラリラ」を叫ぶおじさん(近藤房之助さん)について。

 

この人、「タッタタラリラ」でいくら稼いだんだろう?

 

あんなに売れたのだから、相当の印税が入ったはず。1タッタタラリラは何円に相当するの?プロ野球選手の1投球(1安打)がお金に換算されているのをたまに見るけど、この人の場合はどうなるの?

 

あと、この人タッタタラリラ以外に何をしてるの?

 

1曲だけが大売れしたアーティストにありがちなことだけど、他の活動が全然分からない。Wikipediaを見ても、1993年から2010年まで空白の17年間?がある。さすがに何もやってないってことはないと思うけど、こんなにタッタタラリラで売れたらタッタタラリラ以外の仕事なんてやりづらいんじゃないだろうか。

 

地元で音楽教室とか開いてたりしないかな。悪さしてる不良少年とかを集めて、ギターとかピアノとかドラムとか一切やらせずに、ただただタッタタラリラの練習だけさせる。やる気のない人には「そんなタッタタラリラでいいのか!」って怒鳴り立てて、半分くらいやめる。それでもそんな厳しい指導にひたすら耐え抜いてタッタタラリラを極めた20人くらいの少年たちは人の心に直接訴えるタッタタラリラを歌い上げることができるようになっていて、先生もそれ聞いて泣いちゃったりして。

それで、合唱コンクールとかに出て『おどるポンポコリン』1本で優勝して、レコ大の特別ステージでB.B.クィーンズと感動の共演、みたいな。少年たち、近藤先生の厳しい指導を思い出しちゃって、タッタタラリラのタイミングを待たずして号泣。「タッタタラリラ」が自然と「ダッダダラリラ」になる。先生もそれ聞いて号泣。メインボーカルの坪倉唯子さんもクスッて笑いながらちょっと泣く。そんなB.B.クィーンズ、ちょっと見たいかも。

 

 

 

いや、さすがにないか。

 

 

・ちなみに

近藤さんのオフィシャルサイトを見たら、毎年ライブしたりアルバム出したりしてました。まー、そりゃそうか。