気まぐれ麻婆豆腐

日々の雑記

今日の夢 2019年9月8日

 

今日の夢

 

いつものようにグランツーリスモに興じていた僕は、謎の男に呼び出される。連れてこられたのは街角の小さな倉庫で、今日の午後行われるレースに日本代表として出場してくれとのことだった。どうやらそのレースはとても重要な意味を持つレースらしく、あなたの腕に日本のクルマの未来がかかっているとまで言われた。渡されたのは、足で蹴って進む子供用の乗り物玩具だった。

こんなクルマでどうやって勝つんだと絶望していた僕を、会場となるサーキットまで送迎してくれたのはアーノルド・シュワルツェネッガーだった。彼は「このレースには必勝法がある」と切り出した。レースの内容はサーキットを起点とし、公道を使って目的地に着くまでのタイムを競うというものだったが、彼は子供用乗り物玩具には公道での速度制限が設けられていないことを利用し、高速道路で200km/hを出し続ければ勝てると力説した。事実、その時高速道路を走っていたわけだが、猛スピードで駆け抜ける子供用乗り物玩具の姿が散見された。

会場に到着すると、そこで行われていたのはサッカーだった。どうやら依頼主の男はサッカーとサーキットを聞き間違えていたらしい。しかもただのサッカーではなく、8チーム総当りの10時間耐久サッカーだった。スペイン、フランス、イタリア、イングランドといった強豪に加え、中国、韓国、オーストラリア、そして日本といった顔ぶれ。さらに日本代表は僕1人で、乗り物玩具に乗りながらのプレーを強いられた。

試合が始まるとまず弱者への集中攻撃が始まり、7チームが代わる代わる日本のゴールを襲ってきた。孤独な戦いゆえシュートを防げるわけもなく、開始3時間で600点を失った。

キックオフから4時間が経ち、得点が3桁に達した欧州各チームの様子が変わった。勝ちを確信した選手たちは、ピッチ上に布団を敷き、睡眠をとり始めたのだ。オーストラリア代表も続々と帰宅し始めた。中国・韓国・日本チームは今こそ点を取り返す時と結託し、集団でゴールに襲い掛かった。中韓2チームは明らかに失点の多い日本に情けをかけてくれたのか、僕をペナルティエリアに常駐させ、最後のパスを僕に託すという形が出来上がった。後はひたすらボールを流し込んでいくだけ。

まず狙いをつけたのは無防備な欧州4チームの中でも最も無防備だったイングランド。キーパー・宮原仁はピッチの中央に寝そべっており、ゴール周辺はがら空きだった。軽く100点を奪い、次の標的へ。

次の狙いはスペイン。ゴールを守っていたのはriverさんだったが、爆睡中なので関係なし。シュートが頭にヒットするなどの災難があったが、100点入れて次へ。

次に狙ったのはイタリア。ゴールを守っていたのははなおさん。寝相の悪さゆえシュートが跳ね返されることもあったが、なんとか100点入れて次へ。

最後の標的はフランス。守護神はいーづか。序盤は40点ほどが滞りなく入るが、41点目を入れようとした時、強烈なシュートが彼の顔に直撃してしまう。衝撃で目を覚ましたいーづかはゴールキーパーとしての自らの役割を思い出し、近くを転がっていたボールに倒れ込みながらしがみつく。なんとか押し込もうと乗り物玩具で必死に体当たりしたが、彼の耐久力も相当なもので、ボールは一寸たりとも動かなかった。そのままこう着状態が4時間ほど続き、試合は終了した。

 

フランスが優勝した。